東京2020オリンピック・パラリンピック開催決定
本来であれば2020年に開催を予定されていた東京2020オリンピック・パラリンピックは2021年に延期をされ、現時点(2021年6月21日)では予定通り開催する運びとなっています。
オリンピックが開催される東京都では、第3回緊急事態宣言の対象地域であったため、2021年4月25日〜2021年6月20日の期間に施行されました。
21日からはまん延防止措置へと移行され、7月11日まで行われる予定です。
このようにコロナと密接に過ごさなけれなならない今、コロナ禍前とは違った過ごし方を求められています。
こちらの記事ではインターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社「マイボイスコム株式会社」が2020年に行われたアンケート結果と、サンスターグループが2021年に行ったアンケート結果を元に「コロナ禍での夏の過ごし方」に注目します。
【2020年】夏の過ごし方は「自宅で過ごす」が第1位

特に決めてない、まだ決めてない | 39.6% |
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主に自宅で過ごす | 35.6% |
近場に外出 | 18.8% |
日帰りで出かける | 16.4% |
泊まりがけで出かける | 14.1% |
帰省 | 9.1% |
その他で外出(帰省以外) | 3.7% |
その他 | 0.9% |
無回答 | 0.2% |
外出をすると決めている人は全体の53%となっています。
このアンケートは2020年7月1日〜2020年7月5日に実施されたものですが、まだ1日の陽性者数が127〜208人という時期というのも結果に影響しているのではないかと推測できます。
当時は第1回緊急事態宣言が明けてから約2ヶ月ほど経過してからのアンケートのため、自粛をしていた分、外出をしたいという方も多かったのではないでしょうか?
しかし一方で自宅で過ごすという方も35.6%いることが分かります。
1年経過した今、各地ではまん延防止措置が実施されている所が多くあります。
そのため今アンケートを集計するのであれば、自宅で過ごすという方の割合が多くなることでしょう。
【2020年】コロナ禍で夏の予定を変更した割合は?

特に予定は決めていなかった | 67.2% |
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予定を変更したものがある | 25.3% |
予定を変更したものはない (ほぼ予定通り) |
7.5% |
もともと予定を決めていなかった方の割合が67.2%と1番多いことが分かります。
予定を変更したかたの理由は下記の通りです。

人が密集する場所やイベント、日程を避ける | 53.1% |
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しばらくは外出を控えたいから | 45.6% |
あまり遠出をしないようにするため | 37.8% |
行こうと思っていたイベントや施設が中止・延期・休止になった | 25.7% |
海外への渡航制限 | 17.1% |
行こうと思っていた所が通常営業ではない | 13.5% |
自分や、こども、家族などの夏休みの日数の減少 | 10.8% |
収入が減ったため | 7.4% |
GoToTtabelキャンペーンを利用することにしたため | 2.9% |
外出自粛要請期間中に行けなかった所へ行くこと | 1.6% |
その他 | 3.3% |
無回答 | 0.9% |
【2021年】夏に「帰省しない」と決めた人の割合は?
サンスターグループが行ったアンケートでは、帰省先の有無として、現在家族と暮らしているため、または帰省先がないという理由で帰省しない方が47%。
帰省先がある方が53%という結果になっています。
帰省先がある53%のうち、「夏までに、離れて暮らすご両親・ご家族の元へ帰省をしますか?」という質問に対して下記のような結果が出ています。

帰省する予定はない | 35% |
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帰省したいが決めかねている | 24% |
帰省する予定がある | 21% |
帰省したしが帰省はしない | 20% |
結果として新型コロナウイルスの影響で帰省をやめる、もしくは悩んでいるという方は合わせて45%とほぼ半数いることが分かります。
帰省を悩む理由としては下記の通りです。

新型コロナウイルスをうつしてしまうと心配だから | 52.9% |
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新型コロナウイルスの感染が心配だから | 43.8% |
遠方だから | 14.2% |
半数以上の人が、新型コロナウイルスに対して不安に思い、帰省をためらっていることが分かります。
新型コロナウイルスのワクチンの接種を完了している人が徐々に増えています。
2021年6月20日では、必要回数(原則:2回接種)のワクチンを接種している人が9,145,583人(人口の7.3%)、1回目を接種している人が22,437,512人(人口の17.8%)です。
ワクチンは2月17日から接種が開始していますが、当初より承認されたワクチンの種類が増えたり、ワクチンの対象年齢が拡大したことで、医療従事者以外の方でも接種ができる状況になっています。
来年の夏には安心して、家族の元へと帰ることができる世の中になっていることを、心ら祈ります。