今回は、Pythonについて聞いたことはあるけどよく知らない!どんなロジックを書けばいいの?という疑問に思っている方々や、他の言語でのプログラミング経験はあるけどPythonは触ったことがない!という方々のために簡単に説明していきたいと思います!

Pythonってどんな言語なの?】

Pythonは、1991年にオランダ人のグイド・ロッサム氏によって開発されたプログラミング言語です。
主に「人工知能」「機械学習」「Web開発」「業務用アプリ開発」「教育の分野」など、幅広い分野で使われています。

また、従来のプログラミング言語であれば、プログラムの規模が大きくなり複雑になると見え辛く、読み間違いや書き間違いなどのミスが起こることで、開発効率が落ちることがあります。

Pythonではそんな読み書きの間違いを減らす工夫がされており、覚えやすく扱いやすい言語だとされています。
まさに初めてプログラミングやる方にはもってこいの言語です!

では次に、Pythonを使用する際のメリットについて紹介していきます!

<Pythonのメリットってなに?>

Pythonには技術的な部分で多くのメリットがあります!

文法がシンプルで読みやすい
↪︎他のプログラミング言語に比べ、記述しなければいけない構文が短くなるように工夫されています。
 また、タブやスペースなどによるインデントを利用してコードのブロックを判断しています。
 そのため、誰がコーディングしても同じような記述になり、可読性が高くなるというメリットがあります。

コンパイルが不要
↪︎プログラムを実行するためには「インタプリタ」と「コンパイラ」の2種類があります。
インタプリタはプログラム実行時にソースを読み込むため、コンパイルする必要がなくコーディング直後にプログラムを実行できます。

コンパイラは、コーディング後にコンパイルをして実行ファイルを作成します。
この実行ファイルを読み込むことでプログラムが実行できます。

Pythonはインタプリタ言語のため、コンパイルする必要がなく、コーディングだけでプログラムを実行できるので初心者の方でも扱いやすくなっています。

ライブラリの充実
↪︎ Pythonは、ライブラリがとても充実しています。目的に合わせて最適なライブラリを使用することでプログラミングをより効率的に進めることができるのは大きなメリットです。

後述でPythonのデメリットについても記載しますが、処理速度の遅さをライブラリを使用することによって改善することができます。

前述で少し記載しましたが、Pythonにはメリットだけでなくデメリットもあります!
次はPythonのデメリットについてご紹介していきます!

<Pythonのデメリットってなに?>

実行速度が遅い
↪︎ Pythonは、インタプリタ言語の中でも特に実行速度が遅いと言われています。
主な要因としては、「GIL(グローバルインタプリタロック)」「動的型付き言語」の二つが挙げられます。

なかでも※動的型付け言語であるということが大きく、多様性に対応するために速度を犠牲にせざるを得なかったといったところでしょうか。。

動的型付け言語…コンパイラやインタプリタが、プログラムを実行時に、自動的に変数や関数に「型」を当てはめること

日本語の情報が少ない
↪︎ 欧米に比べて日本国内では、普及が進んでいないため日本語の情報が少なめです。
 しかしPython公式サイトでは充実した日本語版のドキュメントがあるほか、最近では日本語の関連書が増えているため、デメリットとしては大きくありません!

記述の自由度が低い
↪︎ メリットでも紹介しましたが、「インデント」が強制されるなど記述の自由度が低く、慣れも必要です。
しかし、コードの記述に個人差が出にくいため、可読性の高いコードを書きやすくなっています。

次は実際にPythonを使ってどんなものが作れるのか実例をあげて紹介していきます!

<Pythonの開発事例>

◉Youtube
 ↪︎ 世界最大の動画共有サービスサイト

◉Google
 ↪︎ Googleフォトのクラウド上での写真管理

◉Instagram
 ↪︎ 写真共有アプリケーション

◉ぐるなび
 ↪︎ ポータルサイト「ぐるなび」のデータ解析

◉Dropbox
 ↪︎ オンラインストレージサービスのアプリケーション

なんと皆さんが身近で使用していたものがPythonで作られていました!

前述までは、Pythonについて様々なことを紹介してきましたが、いよいよ次はPythonの基礎構文について紹介していきます!

Pythonの基礎構文ってどう書くの?

<データ出力してみよう!>

文字を表示させる指示は簡単な作業なので、初心者の方は誰もが通る道です。
参考書では必ずと言って良いほど最初に書いてあります!
まずは、「”Hello wold!”」という文字を出力するための構文を書いていきましょう!

"""
複数行コメントアウトしたい場合は、この「"(ダブルクォーテーション)」を
3つ記載します。
"""

# 1行のみコメントアウトしたい場合は「#(シャープ)」を記載します。

# Hello woldを出力します
print("Hello wold!")

上記のように、printの後ろは必ず()(カッコ)で囲う必要があります。また、セミコロンは必要ありません。

#実行結果
Hello wold!

<変数を使用してデータ出力してみよう!>

プログラミングする際に良く必要になるのは、「変数」です。
この変数を使用して「”Hello wold!”」を出力してみましょう!
# 変数(msg)に「Hello wold!」を格納します
msg = "Hello wold!"

# 変数(msg)に格納された値を出力します
print(msg)
#実行結果
Hello wold!

<変数1つのみを使用し、変数の中の値を変えて出力してみましょう!>

# 変数(msg)に「Hello wold!」を格納します
msg = "Hello Wold!"

# 変数(msg)に格納された値を出力します
print(msg)

# 同じ変数(msg)に別の値を格納します
msg = "こんにちは!"

# 変数(msg)に格納された値を出力します
print(msg)

※1個目の値を格納した際に、「print」を記述しなかった場合は、1個目の値は出力されずに2個目の値のみ出力されます。

# 実行結果
Hello wold!
こんにちは!

まとめ

今回、Pythonの入門編について紹介させていただきました。
Pythonなら1行で完結する処理が、他の言語では2行・3行処理が必要になることもあり、文法が複雑になることが多いと思います。

他の言語と比べると、Pythonは文法がとてもシンプルで覚えやすく、書きやすいですよね。
基礎構文は覚えておくととても便利なので、この機会にぜひ覚えてしまいましょう!

まだ他にも基礎構文はありますが、それは次の掲載でまた紹介する予定ですので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!